Bカートとの連携機能では、s-flowからBカートに入荷伝票と在庫移動が連携することができ、Bカートでの在庫更新業務が不要になります。また、Bカートからs-flowに、出荷実績を連携して、ネット販売(B2B・B2C)とs-flowで入力した卸販売の実績をまとめて分析することができます。
※プロフェッショナルプラン以上でご利用いただけます。
在庫反映
s-flowで入荷や在庫移動を登録すると、確定したタイミングですぐにBカートに連携します。そのため、s-flow側での在庫数変化をリアルタイムで反映することができます。※すでに運用中のBカートと連携する場合には、Bカートの在庫情報を、在庫移行機能を使ってs-flowに反映します。
出荷取込機能
Bカートで出荷済みとされた注文情報を確定済みのs-flowに出荷伝票として取り込み、そのまま請求処理まで実施されます。決済方法ごとに得意先を事前登録しておくことで、決済方法ごとの入金予定額の確認や入金処理による売掛金の消込が可能です。
設定手順
1. 上部メニューのギアアイコン(⚙印)>【システム設定】>【EC連携設定】とクリックします。
2. 一覧上部にある【新規】をクリックし、新規のEC連携設定を入力します。項目の説明は以下の通りです。
※事前に部門・倉庫・商品・請求口座マスタの準備が必要です。得意先については、決済方法に応じて決まった取引先コードでs-flowに得意先をご登録いただきます。末尾にリスト化しておりますのでそちらをご参照ください。
項目名 | 説明 |
EC連携先 | "Bカート"を選択します。 |
連携部門 | 連携対象の部門を選択します。Bカートから出荷データを取り込む際に伝票にセットされます。Bカートに反映する在庫や売上・請求の部門として使用されます。【部門一覧】に登録したデータから選択することができます。 |
連携倉庫 | 連携対象の倉庫を選択します。【取引先一覧】の【取引先種別】が【倉庫】になっているデータが選択できます。 |
得意先 | Bカート用の得意先(例:得意先「Bカート」を登録して設定)を選択します。 |
入金口座 | ECから振込まれる自社口座を選択します。【銀行口座一覧】に登録したデータから選択することができます。 |
標準税区分 | 標準の税区分を指定します。税率が10%の税区分を指定します。【税区分一覧】に登録したデータから選択することができます。 |
軽減税区分 | 軽減税率の税区分を指定します。税率が8%の税区分を指定します。【税区分一覧】に登録したデータから選択することができます。 |
非課税税区分 | 非課税の税区分を指定します。税率が0%の税区分を指定します。【税区分一覧】に登録したデータから選択することができます。※非課税の商品を取り扱っている場合、請求書等の設定変更が必要な場合があります。詳細はこちらのページをご参照ください。 |
送料・手数料 | 送料や手数料などで使用する商品(棚卸対象外)を指定します。【商品一覧】のデータを選択できます。 |
値引・ポイント | 値引・ポイントで使用する商品(棚卸対象外)を指定します。【商品一覧】のデータを選択できます。 |
出荷取込開始日 | 出荷済みとなった注文の取り込みを開始する日付を指定します。Bカートの「受注日」を基準とし、s-flowに出荷として取り込みます。 |
商品連携区分 | Bカートでs-flowと同じ商品コード・SKUコードを使用する場合にチェックします。 ※s-flow側に該当する商品が見つからない場合は注文の取り込みに失敗します。 チェックがOFFの場合、【EC連携商品】より、Bカートとs-flowの商品を紐づける必要があります。 |
出荷ワークフロー | ECから取り込まれる出荷伝票に設定するワークフローを選択します。基本は「出荷管理」を選択します。 |
請求ワークフロー | 出荷を取り込む際に、請求伝票にセットされます。基本は「請求管理(繰越なし)を選択します。 |
3. 詳細画面左下にある【ECサイト認証】のボタンをクリックします。Bカートのログイン画面に移動しますので、必要事項を入力のうえ、Bカートにログインしてください。ログインに成功すると、s-flowの画面に自動的に戻ります。
4. 手動でデータを取得する場合は、画面上部の業務処理メニュー【出荷取込処理】を実施します。取込結果はシステムログに記載されます。エラーが発生した場合は、取り込みは実施されません。
EC連携設定の基本情報で設定した「出荷取込開始日」から最大7日分のデータを取り込みます。
※過去の日付を指定し、さかのぼって取得することも可能です。その場合、現在日付に追いつくまで、複数回実施してください。
出荷取込処理は、【バッチスケジュール】に登録することで定期実行することが可能です。基本的には、営業している曜日に合わせて、営業終了後や営業開始前の時間帯を指定することをお勧めいたします。
※バッチ処理は「EC・売上取込処理」を選択してください。
得意先の設定について
Bカートの決済方法ごとに決まったコードで得意先を登録していただくことで、決済方法ごとの入金予定額の確認や入金処理による売掛金の消込が可能です。売り上げを自社で回収する「自社掛け払い」の場合に、取引先ごとに請求書をs-flowから出力することも可能です。
下記のリストを参考に、Bカートで使用している決済方法ごとに取引先マスタに得意先として登録してください。該当の得意先がs-flowに登録・確定されていない場合、取り込みはエラーとなります。
決済方法 | 得意先コード |
Bカートクレカ決済 | BC_CreditCard |
Bカート掛け払い | BC_BcBilling |
Bカート掛け払い 請求代行プラン | BC_BcBillingAgency |
クレジットカード決済 | BC_CreditCard |
クロネコwebコレクト | BC_CreditCard |
PayPal | BC_PayPal |
ペイジェント決済代行サービス | BC_CreditCard |
NP掛け払い | BC_NP-kakebarai |
代金引換 | BC_CashOnDelivery |
クロネコ掛け払い | BC_YamatoBilling |
Paid | 未対応 |
自社掛け払い | Bカート上の[会員情報].[貴社独自会員ID] ※ |
銀行振込 | Bカート上の[会員情報].[貴社独自会員ID] ※ |
カスタム決済(その他) | 未対応 |
※自社掛け払いおよび銀行振込は、Bカートの「貴社独自会員ID」と一致する得意先コードにて取引先マスタへの登録が必要です。
在庫管理(入数)について
Bカートの在庫管理は、[商品・セット]ごとの管理となっているため、s-flowでの在庫管理単位をBカートのセットと一致するように設定します。Bカートではセットごとに入数を設定できるようになっているため、例えば入数:10の場合、s-flowで対応する商品は計上単位を10個につき1セットとして管理するように設定します。
また、出荷実績を取り込んだ際に、入数を加味して単価が自動的に設定されます。
例)
Bカートで単価:¥100、入数:100、受注数量:5、合計金額50,000の場合、
s-flowでは単価:¥10,000、入数:1、受注数量:5、合計金額50,000として取り込みます。