ワークフローとは?
ワークフローの設定についてはこちらをご覧下さい。
ワークフローとは、業務についての一連のやり取りの流れのことを指します。
業務には「誰がどのようにスタートし、判断や処理をして、完了させるのか」という流れが存在します。
s-flowでは、「スタート」、「判断・処理」、「完了」といった
業務の流れの節目ごとに担当者や権限を設定することができます。
具体例
商品の受注を受けたときに、受注伝票を作成するところまで行う担当者がAさん、
その受注が確定したときに受注伝票を確認をして承認するのが上司であるBさん、
というワークフローを採用しているケースを想定しています。
このケースでは、【受注一覧】のワークフロー部分の【受注確定】の
アクションボタンをBさんのアカウントのみがクリックでき、
ワークフローを進めることができる必要があります。
受注伝票の作成はAさん、Bさんのアカウントで作成でき、
受注確定をすることができるのはBさんのアカウントのみ、
といったワークフローの設定を行うことができます。
編集箇所
上部メニューのギアアイコン(⚙印)>システム設定からワークフローを設定します。
関係する項目は
・ワークフロー
・ワークフローアクション
・ワークフロー割当
の3つです。
上記の3つの項目を関連させてワークフローの設定を行っていきます。
・ワークフロー
名称 :ワークフロー自体の名前を設定します。
フロー区分 :どの区分でワークフローを設定するかを指定します。
選択肢
受注管理 :受注一覧・受注明細一覧に関連する区分です。
出荷管理 :出荷一覧・出荷明細一覧に関連する区分です。
発注管理 :発注一覧・発注明細一覧に関連する区分です。
入荷管理 :入荷一覧・入荷明細一覧に関連する区分です。
仕入計上 :仕入計上一覧に関連する区分です。
請求管理(繰越なし) :請求一覧・請求明細一覧に関連する区分です。
諸掛管理 :売上諸掛一覧・仕入諸掛一覧に関連する区分です。
在庫移動 :在庫移動一覧に関連する区分です。
棚卸処理 :棚卸処理一覧に関連する区分です。
在庫振替 :在庫振替一覧に関連する区分です。
入金管理 :入金一覧に関連する区分です。
支払管理 :支払一覧に関連する区分です。
マスタ管理 :マスタ設定に関連する区分です。
システム管理 :システム設定に関連する区分です。
表示順 :各一覧画面の編集部の【ワークフロー】の項目の選択肢に表示される順番です。
行番号変更ボタン :表示順を変更する際に利用します。
定義済ステータス :選択したフロー区分に対応したステータスが表示されます。
区間について(例:受注管理のフロー区分を選択したとき)
〇〇フロー(例:受注フロー)
例えば受注に関連した区分には、アクションボタンをクリックすることで変化するステータスがあります。それが、【見積提示待ち】・【受注確定待ち】・【失注】・【入金処理待ち】です。このステータスは編集・削除できません。
自動判定(例:受注フロー)
例えば受注に関連した区分には、ほかの一覧画面で処理をすることで変化するステータスがあります。それが、【入金処理中】・【出荷処理待ち】・【出荷処理中】・【完了】です。このステータスは編集・削除できません。
※ステータスは各一覧画面のワークフロー項目のアクションボタンの右に出力されている文言を指します。
ユーザーステータス :
初期設定で登録されているステータス以外にユーザー自身でステータスを登録することが出きます。
・ワークフローアクション
ID :ワークフローアクションのIDです。
ワークフロー
どのワークフローに対してアクションをつけるかを指定します。
遷移区分
【区間移動】、【同一区間】の選択肢があります。ユーザーは同一区間のみ追加・編集・削除できます。
区間
【ワークフロー】項目で指定した【定義済ステータス】の中から対象とするフローを指定します。
アクション名 :ワークフローアクションの名前を指定します。
遷移元(From) :どのステータスの時にアクションボタンが表示されるかを指定します。
遷移先(To) :アクションボタンをクリックするとどのステータスに遷移するかを指定します。
・ワークフロー割当
ID :ワークフロー割当のIDです。
ワークフロー :担当者に割り当てを行うワークフローを指定します。
区間(例:ワークフローに受注管理を指定したとき)
ワークフローメニューの【定義済ステータス】の区間のリストが表示されます。(受注管理の場合、【受注フロー】・【自動判定】が表示されます。)
ステータス :【区間】に指定された値に紐づく【ステータス】が表示されます。
割当先 :指定された【ステータス】をどのユーザー・グループを担当者とするかを指定します。
ケース①
・行いたいこと
特定のユーザーのみ、受注一覧の【受注確定】のボタンを押せるようにする。
(例:上司が受注伝票を確認して、承認を行えるようにする。)
・受注伝票の処理の流れ
商品の受注を受けたときに、受注伝票を作成するところまで行う担当者がAさん、
その受注が確定したときに受注伝票を確認をして承認するのが上司であるBさん、
というワークフローを採用しているケースを想定しています。
・登録方法
ワークフローメニュー一覧の【フロー区分】が【受注管理】のデータを確認する。
(【受注管理】のデータは初期設定で登録されています。)
(【受注管理】の【フロー区分】では初期設定では8個の【ステータス】が登録されています。)
ワークフローアクションメニューの【ワークフロー】が【受注管理】で
【アクション名】が【受注確定】になっているデータを確認する。
(今回のケースで承認機能を付けたいのは【受注確定】のボタンのため)
ワークフロー割当メニューの【ワークフロー】が【受注管理】で
【ステータス】が【見積提示待ち】のデータを確認する。
そのデータを編集し、【割当先】をBさんに変更する。