前受金や前払金、過払い金のような、現在の取引と完全に一致しない入金や支払いは、以下のように管理することが可能です。
1)入金の管理(前受金の登録)
入金の管理は【入出金管理】の【入金一覧】より行うことができます。
■ 入金の管理手順
【入金一覧】画面の業務メニュー【新規】より、新規の入金情報を保存します。
既存の請求に対する消込を行う場合は保存後に【明細一覧】タブより【入金追加】ボタンを押下し、消込を行う請求と消込額を設定し【入金保存】を押下します。
※【入金区分】は【請求】を選択して下さい。
ワークフローの【入金確定】を行うことで、残高がある場合は"前受金処理待ち"の状態となり、以降は未確定の請求に対して残高を適用することが可能になります。
"前受金処理待ち"状態の入金から残高を適用するには、【明細一覧】タブより【前受金追加】ボタンを押下し、前受金として登録する請求と前受金額を設定し【前受金保存】を押下します。これにより、請求側に前受金が登録され、請求金額が減少されます。
確定された入金は、【前受金残高】が無くなった際に状態が【完了】となります。
2)請求時の前受金適用
【請求一覧】画面の請求情報からも前受金を適用することが可能です。
■ 請求での前受金適用
【請求一覧】画面で、状態が"請求締待ち"の請求を選択します。
【前受金情報】タブより【前受金追加】ボタンを押下することで、事前に登録された前受金の情報が表示されます。
前受金を適用する場合は【前受金額】に金額を入力し、【前受金保存】ボタンを押下します。
これにより請求の【請求金額】が減少します。
3)支払の管理(前払金の登録)
支払の管理は【入出金管理】の【支払一覧】より行うことができます。
■ 支払の管理手順
【支払一覧】画面の業務メニュー【新規】より、新規の支払情報を保存します。
既存の仕入に対する消込を行う場合は保存後に【明細一覧】タブより【支払追加】ボタンを押下し、消込を行う仕入と消込額を設定し【支払保存】を押下します。
※【支払区分】は【仕入計上】【仕入諸掛】【売上諸掛】から一致するものを選択してください。
ワークフローの【支払確定】>【支払完了】を行うことで、残高がある場合は"前払金処理待ち"の状態となり、以降は未確定の支払に対して支払を紐づけることが可能になります。
【前払金処理待ち】状態の支払から残高を適用するには、【明細一覧】タブより【前払金追加】ボタンを押下し、前払金として登録する仕入と前払金額を設定し【前払金保存】を押下します。これにより、仕入側に前払金が登録され、計上時に買掛金残高が減少されます。
確定された支払は、【前払金残高】が無くなった際に状態が【完了】となります。
4)仕入時の前払金適用
【仕入計上一覧】画面からも前払金を適用することが可能です。
■ 仕入計上一覧での前払金適用
【仕入計上一覧】画面で、状態が"仕入計上待ち"の仕入を選択します。
※"支払処理待ち"の場合は【計上取消】を行ってください。"支払処理中","完了"の場合は【関連伝票】より、紐付いている支払伝票に移動して削除のうえ、【計上取消】を行ってください。
【前払金情報】タブより【前払金追加】ボタンを押下することで、仕入先への前払金があるかどうかが確認できます。
前払金を適用する場合は【前払金額】に金額を入力し、【前払金保存】ボタンを押下します。
これにより仕入側に前払金が登録され、計上時に買掛金残高が減少されます。