取引データを入力する際に、初期設定される税率（税区分）を商品ごとに設定する方法をご紹介します。これにより、軽減税率が適用される商品と標準税率が適用される商品が混在した取引を行う際に税率の入力誤りを防ぐことができます。
例として、軽減税率対象である"米"と、軽減税率対象外である"ノート"を扱っており、"米"の取引は売上・仕入共に軽減税率を適用し、"ノート"は売上・仕入共に標準税率で取引を行う場合について記載いたします。
※下記の設定を行っていない商品については、【取引先マスタ】の【税区分】に設定された税率が適用されます。
■単価マスタを参照する商品の登録
上部グローバルメニューのギアアイコン(⚙印)＞【マスタ設定】をクリック。
画面左側メニューより、【商品一覧】をクリック。
上部業務メニュー【新規(F2)】をクリック。
【コード】や【名称】などの必要な情報を入力し、加えて【販売単価区分】に"単価マスタ"を設定。【仕入単価区分】にも同様に"単価マスタ"を設定。（例：【名称】に"米"、【販売単価区分】に"単価マスタ"、【仕入単価区分】に"単価マスタ"を設定）
画面下部の【追加する(F9)】をクリック。
商品ごとに手順3.～5.を繰り返します。（例："ノート"についても同じように登録）
登録したすべての商品について、【確定】ボタンをクリック。
■単価マスタの登録
上部グローバルメニューのギアアイコン(⚙印)＞【マスタ設定】をクリック。
画面左側メニューより、【単価一覧】をクリック。
上部業務メニュー【新規(F2)】をクリック。
【商品】に単価を設定する商品を入力し、【単価区分】に"販売単価"を設定。【税区分】に適用したい税区分を設定。（例：商品"米"に対して【単価区分】は"販売単価"、【税区分】は軽減税率である"課税売上(軽減)"を設定。）
画面下部の【追加する(F9)】をクリック。
上部業務メニュー【新規(F2)】をクリックし、手順4.と同じ商品に対して【単価区分】が"仕入単価"である単価情報を追加。（例：商品"米"に対して【単価区分】は"仕入単価"、【税区分】は軽減税率である"課税仕入(軽減)"を設定。）
画面下部の【追加する(F9)】をクリック。
商品ごとに手順3.～7.を繰り返します。（例："ノート"についても同様に登録し、【税区分】にはそれぞれ標準税率である"課税売上" "課税仕入"を設定。）
登録したすべての単価について、【確定】ボタンをクリック。（例："米"の販売単価・仕入単価、"ノート"の販売単価・仕入単価の計4件）
以上の登録を行うことで、販売や仕入の取引情報入力時に商品を指定すると自動で軽減税率用の税区分、標準税率用の税区分が初期設定されるようになります。
（例："米"が指定されると軽減税率対象の税区分が設定され、"ノート"を指定すると標準税率の税区分が設定されます。）