取引先(得意先・仕入先・納品先・倉庫)の情報は【マスタ設定】で確認ができます。
上部メニューのギアアイコン(⚙印)>【マスタ設定】をクリックします。
1)取引先マスタ
2)請求区分の設定
4)税計算について
6)予備項目について
1)取引先マスタ
取引先の情報を設定します。【取引先種別】(得意先・仕入先・納入先・倉庫)によって入力する項目が異なります。
※得意先を設定すると納品先にも選択することが可能となります。
※得意先が仕入先も兼ねる場合、仕入先として別に登録していただく必要があります。
■ 取引先設定手順
【取引先一覧】の業務メニュー【新規】より、新規の取引先情報を入力する。
【更新する】ボタンをクリック。
入力した情報に間違いがなければ【確定】ボタンをクリック。
※取引先の情報は、インポートにてまとめて登録することが可能です。こちらより得意先・仕入先・納入先・倉庫のインポート用ファイルをダウンロードいただけます。
■共通項目の説明
【取引先種別】に関わらず入力できる項目について説明します。
【基本情報】
・コード:検索やインポート時に指定するコードです。取引先マスタ内で一意である必要があります。 ※1度確定すると変更できません。
・名称:得意先の名称です。画面の表示や帳票に出力されます。
・取引先種別:「得意先」「仕入先」「納入先」「倉庫」から種類を選択できます。選択した内容によって入力できる項目が増減します。 ※1度確定すると変更できません。
・郵便番号・住所1~3・電話番号・FAX番号・担当部署名・担当者:取引先の情報を設定します。帳票に出力されます。
■得意先項目の説明
【取引先種別】が「得意先」の場合に入力できる項目について説明します。
【基本情報】
・担当者メール:得意先のメールアドレスです。設定したアドレス宛に帳票メール送信が行えます。(カンマ(,)区切りで複数の指定も可能です)
【請求設定】
・請求区分:得意先の請求区分です。詳細はこちら ※1度確定すると変更できません。
・支払日区分:請求に対する支払予定日の計算に利用されます。詳細はこちら ※1度確定すると変更できません。
・締日1:出荷を締請求する際の締日になります。出荷伝票の出荷日から見て、次の締日が請求締日になります。
・締日2:締日が複数ある場合に設定します。出荷伝票の出荷日から見て締日1締日2の内近い方が請求締日になります。
・支払日1:請求の支払予定日になります。請求締日から見て、次の支払日が支払予定日になります。
・支払日2:支払日が複数ある場合に設定します。請求締日から見て、支払日1支払日2の内近い方が支払予定日になります。
・支払月1:請求の支払予定月になります。支払日1と連動し、当月・翌月~6か月後のいずれかから選択できます。
・支払月2:請求の支払予定月になります。支払日2と連動し、当月・翌月~6か月後のいずれかから選択できます。
・請求口座:入金の依頼をする自社の口座です。請求書に出力できます。事前に銀行口座マスタの登録が必要です。
・決済条件:得意先の決済条件です。取引伝票の【決済条件】の初期値になります。
・請求先:別の得意先に請求をする場合、請求先となる得意先を指定します。
・決済方法:請求に対する決済方法を設定します。「売掛」「現金」から選択できます。請求データの決済方法の初期値になります。
【その他設定】
・税計算区分:取引を行う際の税計算区分を「税込」「税抜」「対象外」から選択できます。詳細はこちら ※1度確定すると変更できません。
・税区分:取引を行う際の税区分初期値を設定します。税計算区分が異なる税区分は設定できません。単価マスタが設定されている場合は単価マスタの税区分が優先されます。
・取引先単価区分:単価マスタを利用して得意先ごとに単価を変更させる場合、単価区分を設定します。区分マスタで「取引先単価区分」として登録された区分が設定できます。
・補助科目コード(BS):会計仕訳の補助科目コードに表示されます。この項目を利用することで、仕訳の得意先を特定することができます。
・補助科目コード(PL):会計仕訳の補助科目コードに表示されます。この項目を利用することで、仕訳の得意先を特定することができます。
・自社営業担当者:自社の営業担当者です。帳票に出力することができます。
・販売単価掛率(%):販売単価掛率で単価を計算する商品の場合、商品の上代単価とこの項目の%を使って単価の計算が行われます。
・備考:得意先の備考です。取引伝票の【備考】の初期値になります。
・取引先区分1~6:区分マスタで設定された取引先区分を設定できます。区分ごとに管理帳票での集計や取引データの検索に利用できます。区分の設定についてはこちら
・特記事項:得意先の特記事項です。取引伝票の【特記事項】の初期値になります。
【帳票設定】
・受注一覧指定帳票:受注一覧からの指定帳票出力で、設定した帳票を出力することが可能になります。
・出荷一覧指定帳票:出荷一覧からの指定帳票出力で、設定した帳票を出力することが可能になります。
・請求一覧指定帳票:請求一覧からの指定帳票出力で、設定した帳票を出力することが可能になります。
【予備項目】
・予備項目:テキストや日付、選択肢など任意の内容を設定できます。予備項目についての記載はこちら
■仕入先項目の説明
【取引先種別】が「仕入先」の場合に入力できる項目について説明します。
【基本情報】
・担当者メール:仕入先のメールアドレスです。設定したアドレス宛に帳票メール送信が行えます。(カンマ(,)区切りで複数の指定も可能です)
【支払設定】
・支払日区分:入荷に対する支払予定日の計算に利用されます。詳細はこちら ※1度確定すると変更できません。
・締日1:支払予定日を算出する際の締日になります。
・締日2:締日が複数ある場合に設定します。仕入伝票の【仕入日】から見て締日1締日2の内近い方が締日になります。
・支払日1:支払予定日の算出用の項目です。締日から見て、次の支払日が支払予定日になります。
・支払日2:支払日が複数ある場合に設定します。締日から見て、支払日1支払日2の内近い方が支払予定日になります。
・支払月1:支払予定月になります。支払日1と連動し、当月・翌月~6か月後のいずれかから選択できます。
・支払月2:支払予定月になります。支払日2と連動し、当月・翌月~6か月後のいずれかから選択できます。
・銀行名称・銀行支店名称・口座種別・口座番号・口座名義・決済条件・支払先:仕入れ先の口座情報を入力します。帳票に出力されます。
【振込連携設定】
・振込データ連携:ネットバンキングで全銀ファイルによる支払処理を利用する場合はチェックをします。
・銀行コード・銀行名称(カナ)・銀行支店コード・銀行支店名称(カナ):振込データ連携時に全銀ファイルに出力する項目を設定します。
【その他設定】
・税計算区分:取引を行う際の税計算区分を「税込」「税抜」「対象外」から選択できます。詳細はこちら ※1度確定すると変更できません。
・税区分:取引を行う際の税区分初期値を設定します。税計算区分が異なる税区分は設定できません。単価マスタが設定されている場合は単価マスタの税区分が優先されます。
・取引先単価区分:単価マスタを利用し、仕入先ごとに単価を変更させる場合、単価区分を設定します。区分マスタで「取引先単価区分」として登録された区分が設定できます。
・補助科目コード(BS):会計仕訳の【補助科目コード】に表示されます。この項目を利用することで、仕訳の仕入先を特定することができます。
・補助科目コード(PL):会計仕訳の【補助科目コード】に表示されます。この項目を利用することで、仕訳の仕入先を特定することができます。
・備考:仕入先の備考です。取引伝票の【備考】の初期値になります。
・取引先区分1~6:区分マスタで設定された取引先区分を設定できます。区分ごとに管理帳票での集計や取引データの検索に利用できます。区分の設定についてはこちら
・特記事項:仕入先の特記事項です。取引伝票の【特記事項】の初期値になります。
【予備項目】
・予備項目:テキストや日付、選択肢など任意の内容を設定できます。予備項目についての記載はこちら
■納入先項目の説明
【取引先種別】が「納入先」の場合に入力できる項目について説明します。
【その他設定】
・得意先:特定の得意先の納入先の場合、その得意先を設定します。得意先が設定されていない場合、全得意先共通の納入先として利用できます。
■倉庫項目の説明
【取引先種別】が「倉庫」の場合に入力できる項目について説明します。
【支払設定】
・支払日区分:諸掛に対する支払予定日の計算に利用されます。詳細はこちら ※1度確定すると変更できません。
・締日1:支払予定日を算出する際の締日になります。
・締日2:締日が複数ある場合に設定します。諸掛伝票の【発生日】から見て締日1締日2の内近い方が締日になります。
・支払日1:支払予定日の算出用の項目です。締日から見て、次の支払日が支払予定日になります。
・支払日2:支払日が複数ある場合に設定します。締日から見て、支払日1支払日2の内近い方が支払予定日になります。
・支払月1:支払予定月になります。支払日1と連動し、当月・翌月~6か月後のいずれかから選択できます。
・支払月2:支払予定月になります。支払日2と連動し、当月・翌月~6か月後のいずれかから選択できます。
・銀行名称・銀行支店名称・口座種別・口座番号・口座名義・決済条件・支払先:倉庫の口座情報を入力します。帳票に出力されます。
【振込連携設定】
・振込データ連携:ネットバンキングで全銀ファイルによる支払処理を利用する場合はチェックをします。
・銀行コード・銀行名称(カナ)・銀行支店コード・銀行支店名称(カナ):振込データ連携時に全銀ファイルに出力する項目を設定します。
【その他設定】
・税計算区分:諸掛を入力する際の税計算区分を「税込」「税抜」「対象外」から選択できます。詳細はこちら ※1度確定すると変更できません。
・税区分:諸掛を入力する際の税区分初期値を設定します。税計算区分が異なる税区分は設定できません。
・補助科目コード(BS):会計仕訳の【補助科目コード】に表示されます。この項目を利用することで、仕訳の倉庫を特定することができます。
・補助科目コード(PL):会計仕訳の【補助科目コード】に表示されます。この項目を利用することで、仕訳の倉庫を特定することができます。
・送り状請求先コード:クロネコヤマトの送り状を発行する際の送り状請求先コードになります。
・送り状荷送人コード:西濃運輸の送り状を発行する際の送り状荷送人コードになります。
■取引先マスタの一括登録
エクセルやCSVファイルを用いた取引先の一括登録が可能です。
一括登録の手順についてはこちら
2)請求区分の設定
【請求区分】で締請求または個別請求のいずれかを指定できます。
締請求
月ごとに請求を行いますが、前月の未入金分は考慮されません。
※手動で繰越処理を行い、繰越請求書を発行することが可能です。詳細はこちらをご参照ください。
※一部の出荷だけを独立して個別請求として処理可能です。
個別請求
出荷単位で都度請求書を発行します。
3)入金・支払予定日の計算
【支払日区分】には締日指定または日数指定のいずれかを選択します。得意先の場合は【請求設定】タブ、仕入先または倉庫の場合は【支払設定】タブにて設定します。
締日指定
【締日】【支払日】【支払月】を選択し、予定日を決定します。
例えば、「毎月25日締、翌月の月末払」のような設定が可能です。
日数指定
売上日や仕入日などから何日後のような設定が可能です。
※得意先での日数指定は、【請求区分】で個別請求を選択した場合のみ選択可能です。
4)税計算について
【税計算区分】には、取引先ごとに単価の記載を税抜・税込のどちらにするかを選択します。得意先・仕入先・倉庫のいずれの場合も【その他設定】タブにて設定します。非課税商品のみを取り扱う取引先の場合は、対象外を選択します。
また、【取引先】マスタの【税区分】を設定しておくと、取引の各明細を入力する際に初期値として表示されますので、入力の手間が省けます。
5)取引先区分(区分マスタ)
管理帳票の【売上分析表】【売上集計表】【仕入集計表】では、区分ごとに集計、出力することができます。なお、取引先には最大6つの【取引先区分】を設定することができます。
例えば、「関東」や「関西」等の地域ごとに区分を設定し、どの地域での売上が高いのか等を確認することができます。
また、地域と業種ごとの集計を行いたい場合、【取引先区分1】には地域名を設定、【取引先区分2】には業種名を設定、といった使い方ができます。
■ 取引先区分設定手順
【区分一覧】の業務メニュー【新規】より、【区分種別】に取引先区分1~6のいずれかを選択して区分情報を入力する。
【追加する】ボタンをクリック。
入力した情報に間違いがなければ【確定】ボタンをクリック。
【取引先一覧】で編集したい得意先もしくは仕入先をフォーカスし、業務メニュー【編集】をクリック。
※ 【状態】が【確定】の場合、【ワークフロー】【確定取消】をクリックして【状態】を【編集中】にしてください。
【その他設定】タブで取引先区分1~6の任意の項目を設定し、【更新する】ボタンをクリック。
情報に間違いがなければ【確定】ボタンをクリック。
6)予備項目について
各伝票には、任意で使用可能な【予備項目】が用意されています。伝票で得意先または仕入先を選択した際に、取引先マスタの【予備項目】に設定された値が初期値としてセットされます。
例えば、「受注確定後、注文書の送付が必要」等と記載して社内的なメモとして使用することや、「返品は〇〇日以内にご連絡ください」と納品書へ表示させて、取引先への情報伝達等にもご活用いただくこともできます。
※納品書等の帳票へ予備項目を表示させる場合は、帳票のカスタマイズが必要です。
■ 予備項目設定手順
【取引先一覧】で編集したい得意先もしくは仕入先をフォーカスし、業務メニュー【編集】をクリック。
※ 【状態】が【確定】の場合、【ワークフロー】【確定取消】をクリックして【状態】を【編集中】にしてください。
【予備項目】タブで任意の項目を設定し、【更新する】ボタンをクリック。
入力した情報に間違いがなければ【確定】ボタンをクリック。